【MLB】ブレーブスが2投手と契約更新 右腕ロペスが3年3000万ドル、左腕バマーは2年1300万ドル
日本時間11月3日、ブレーブスはレイナルド・ロペス、アーロン・バマーの両投手と新たに契約を結んだことを発表した。ロペスは今季から3年3000万ドル+オプション1年の契約を結んでいたが、新たに来季から始まる3年3000万ドルの契約を締結。一方のバマーは来季からの2年間が球団オプションとなっていたが、2年1300万ドルの契約を新たに結んだ。両投手とも来季の年俸が当初の契約よりも低めに設定されており、ブレーブスは保証された契約を両投手に与えつつ、来季のペイロールに柔軟性を持たせた形となった。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 現在30歳のロペスは3年契約でブレーブスに加入した今季、5年ぶりに先発に挑戦。26試合(うち25先発)に登板して135回2/3を投げ、8勝5敗、1ホールド、防御率1.99、148奪三振という期待以上の好成績を残した。来季以降の契約は、2025年が年俸1100万ドル、2026年も年俸1100万ドル、2027年が年俸800万ドルの球団オプション(またはバイアウト400万ドル)となっていたが、新たに3年契約を結び、年俸は2025年が800万ドル、2026年が1400万ドル、2027年が800万ドルとなった。来季の年俸は1100万ドルから800万ドルに変更されている。 現在31歳のバマーはトレードでブレーブスに加入した今季、56試合に登板して55回1/3を投げ、4勝3敗、2ホールド、防御率3.58、69奪三振を記録。ホワイトソックス時代に結んだ5年契約が今季で終了し、2025年と2026年の契約はいずれも年俸725万ドルの球団オプション(またはバイアウト125万ドル)となっていたが、新たに2年契約を結び、年俸は2025年が350万ドル、2026年が950万ドルとなった。2年分の保証を与える代わりに2年間の総額を減らし、もともとのオプションが行使された場合と比較して、来季の年俸は725万ドルから350万ドルに変更されている。 ブレーブスはホルヘ・ソレアをエンゼルスにトレードすることで年俸削減に成功しており、ロペスとバマーとの新契約により、来季のペイロールにはさらに余裕が生まれた形となる。ただし、スペンサー・ストライダー、クリス・セール、ショーン・マーフィーらの年俸が上昇するため、FAとなったマックス・フリードらの引き留めを目指すうえで、それほど大きなプラス材料にはならないだろう。地区王座奪還に向けて、今オフどのように補強を進めていくのか注目される。