「麺類のなかではお蕎麦がヘルシー」と聞きました。白ご飯の代わりに食べ続けても”栄養上”問題ないのでしょうか?
そばと白ご飯の費用面での違い
そばには乾麺や生麺などさまざまなタイプがありますが、保存のきく乾麺を購入した場合の1食の費用は、めんつゆの費用も合わせておよそ100円前後となるケースがあります。 一方で、白ご飯1食分の費用を算出するにあたり、例としておかずに野菜炒めを自炊するとします。農林水産省の資料によるとご飯茶碗1杯分の白ご飯は約25円、野菜炒め1食分を作るのに必要な材料費(調味料を含める)を約500円とすると、白ご飯1食分の費用は約525円です。 そば以外のものを食べた場合はさらに費用がかかりますが、そばのみを食べた場合の1食の費用約100円と、白ご飯と野菜炒めを食べた場合の1食の費用約525円の差は約425円、1ヶ月では約1万2750円の差がでることが分かりました。
そばは白ご飯に比べて低カロリーだが、ほかの食材も加えバランスのよい食事を意識することが大切
そばは、白ご飯に比べて低カロリー・低炭水化物でありながら、たんぱく質が豊富な食品です。ダイエットや糖質制限を考える方にとって、そばは理想的な主食のひとつです。ただし、そばの栄養価は、めんつゆやそばの種類、一緒に食べるものによっても変わるため、自分の健康状態や食生活に合ったメニューを食べることが大切です。 また、そばは費用面においても節約効果が期待できる場合があります。しかし、そばが体に良く節約できるからといって、同じ食品を食べ続けるのは健康上あまり好ましくありません。特にそばはめんつゆを付けて食べることが多く、塩分の取りすぎには気を付けたいところです。そばを上手に取り入れることでバランスの取れた食生活を実現し、健康維持に役立てていきましょう。 出典 文部科学省 食品成分データベース 食品群名/食品名:穀類/そば/干しそば/ゆで 文部科学省 食品成分データベース 食品群名/食品名:穀類/こめ/[水稲めし]/精白米/うるち米 農林水産省 食料・農業・農村政策審議会食糧部会 資料(令和4年3月2日開催) 資料一覧 【分割版】その3 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部