男性社員が生理痛を疑似体験「つらい」「集中できない」悩みを知って働きやすい職場に 福岡
ことし公表された男女共同参画白書によりますと、月経の不調により「生活に支障がある」と答えた女性の割合は8割を超えています。また、別の調査では、働く上での健康課題で困ったこととして「生理など、女性特有の悩みが言い出しにくい」と、20~39歳の2割が挙げています。 今回の体験会では、生理痛に悩む女性が働きやすい職場づくりを目指すため、対策を話し合いました。 ■参加者 「腹痛の痛みがあった時に、痛みの程度がわかるような機器があれば、ある程度、痛みがある時は強制的に休暇を取ってもらう。そういった制度があってもいいのではと考えました。」 「PMS(月経前症候群)生理の期間中だけではなくて、その前後にある気分的な抑うつであったり、イライラ感、そういったところも考えながら対応していく姿勢、知識を増やしていくことも、人として重要な対策ではないかと思いました。」 参加した上司も、生理痛に対するイメージが変わったと話します。 ■ファイザー 九州支店・進藤厳雄 支店長 「月経というと何か触れてはいけないというか、なかなか触れてはいけないキーワードだと男性からすると思っていたのですが、今後、職場に広めるとともに、しっかり女性のことを考えながら行動していきたい。」 担当者は、生理痛の体験会を通して男女がお互いに理解し合うことでジェンダーギャップをなくしていき、働きやすい環境をつくっていきたいとしています。 ※FBS福岡放送めんたいワイド2024年11月14日午後5時すぎ放送