【村本浩平コラム】プロミストウォリアやジャスティンミラノらファン沸かせた馬が続々種牡馬入り
◇中央競馬コラム「馬産地インサイ道」(村本浩平) 昨年の東海S、アンタレスSと重賞を連勝したプロミストウォリア(牡7歳)が、11月13日に競走馬登録を抹消。17日、種牡馬としてのけい養先となる北海道日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションに到着した。
到着を見届けたサラブレッド・ブリーダーズ・クラブの秋山達也さんは「重賞での活躍はさることながら、それ以上のパフォーマンスが望めたほどの潜在能力を秘めていました。生産者や馬主の方だけでなく、ファンの皆さんも喜ばせるような種牡馬になってもらいたいです」と話していた。ブリーダーズ・スタリオン・ステーションには、19日にも今年の皐月賞を無敗で制したジャスティンミラノ(牡4歳)がスタッドインしている。 昨年のJRA賞最優秀ダートホースとなったレモンポップ(牡6歳、栗東・田中博)も、12月1日のチャンピオンズCがラストランとなり、その日には引退式も行われる。 競走馬登録を抹消後は、日高町のダーレー・ジャパン・スタリオンコンプレックスでの種牡馬入りが予定されている。 天皇賞・秋でG14勝目を挙げ、今週のジャパンCに出走するドウデュース(牡5歳、栗東・友道)も、有馬記念での引退が発表されている。 朝日杯FSの芝1600メートルから、有馬記念の芝2500メートルまで、G14勝は全て条件が違っている。東京芝2400メートルは日本ダービーで勝利しているものの、ジャパンCを優勝すれば、成長力の高さを証明することにもなる。国内外の強豪がそろったジャパンCを勝利することで、種牡馬としての評価は、世界基準となっていきそうだ。
中日スポーツ