昨年のマイルCS制覇ナミュールが引退、繁殖入り
昨年のマイルCSを制したナミュール(栗・高野、牝5)が引退、繁殖入りすることが20日、分かった。所有するキャロットクラブがホームページで発表した。 同馬は3歳時にチューリップ賞を制し、オークス3着、秋華賞2着と牝馬3冠でも活躍。昨年の富士Sで重賞2勝目を飾ると、続くマイルCSではレース当日にムーア騎手から乗り替わった藤岡康太さん(故人)の手綱でGⅠ初制覇を果たした。 その後も、香港マイル3着、ドバイターフ2着、今年の安田記念2着とGⅠで好走を続けてきたが、連覇を狙った前走・マイルCSは17着のしんがり負けで、入線後にC・デムーロ騎手が下馬していた。その後の獣医師の詳しいチェックでは異常が認められなかったが、招待を受諾していた香港マイルを回避。クラブの規定で来年3月が引退期限となることも踏まえて、ターフを去ることとなった。通算成績は18戦5勝(うち重賞3勝)で、獲得総賞金は7億1327万3100円。