高額だったのは? 夏の日本人移籍金ランキング1位。ダントツの37億円! 衝撃の強豪入り
夏の移籍市場が閉鎖した。この時期はヨーロッパ各国リーグが開幕する時期で、Jリーグだけでなく、世界中の多くのクラブが戦力補強を行っている。今回はこの夏に移籍した日本人選手の中で、移籍金が高額だった選手をランキング形式で順位ごとに紹介する。(移籍金やデータは『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合はサイトに準拠)
1位:伊藤洋輝 生年月日:1999年5月12日(25歳) 移籍元クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ) 移籍先クラブ:シュトゥットガルト(ドイツ) 移籍金:2350万ユーロ(約37.6億円) 2024年夏の移籍市場で、日本人選手として最高額の移籍金が動いたのは伊藤洋輝だ。シュトゥットガルトからドイツ国内のバイエルン・ミュンヘンに2350万ユーロ(約37.6億円)の移籍金で加わった。 伊藤は2023/24シーズンのブンデスリーガで2位となったシュトゥットガルトで見事な活躍を見せた。サッカー日本代表として出場したAFCアジアカップカタール2023ではパフォーマンスが冴えなかったものの、ブンデスリーガでは抜群の安定感で絶対的なレギュラーとして活躍。守備ではスピードと高さを活かして相手FWを封じ込め、攻撃時には精度の高い左足のキックを駆使してチャンスをつくり、評価を高めた。 昨年夏の時点でデータサイト『transfermarkt』における伊藤の市場価値は1000万ユーロ(約16億円)だったが、データがアップデートされた5月には3000万ユーロ(約48億円)まで上昇した。シュトゥットガルトがジュビロ磐田から伊藤を獲得した際に支払ったのは、レンタル料合わせて50万ユーロ(約6000万円)程度とされており、2350万ユーロでの売却はビジネス面でも大きな成功を収めた。 しかし、伊藤は7月28日のプレシーズンマッチで中足骨を骨折したため、新天地でのスタートは出遅れている。1年前にナポリからバイエルンに移籍した韓国代表のキム・ミンジェは、ブンデスリーガで評価を落としたが、伊藤はドイツの名門でさらに評価を高めていけるだろうか。
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