センバツ2023 守備編 チーム紹介 城東(徳島) 13人一丸、守備からリズム /愛媛
城東(徳島)は大胆なコンバートをして、初の甲子園に挑む。ノッカーを務める女子マネジャーの永野悠菜さん(2年)も含めて13人が一丸となって、「守備からリズムを作る野球」を目指す。 守備変更の狙いは全国レベルの強打者の速い打球への対応。チーム最速で50メートル6秒0の俊足を誇る加統(かとう)蒼眞(2年)をショートからセンターに転向させた。ショートには二塁手でチーム最多の補殺17を記録した吉田優(同)を起用。安打を打たれても、最少失点に抑える守備を心がける。 投手は主砲も務める岡一成(1年)と清重登揮(とうき)(2年)の2枚看板。ともに先発完投型の右腕だ。2人とも最速で130キロ後半の直球は球の回転数が多いのが特徴で、打者の手元で伸びる分打ちにくい。岡はカーブやカットボールなど多彩な変化球を操り、制球力抜群。外野手兼任の清重は直球のキレがあり、昨秋の県大会で防御率1・80を誇る。岡は「試合後半になっても直球の精度が落ちないように握力や瞬発力などを鍛えたい」と話す。【山本芳博】=おわり ……………………………………………………………………………………………………… ◇城東の秋の大会の投手成績 投手 試合数 防御率 岡一成 4 2.33 清重登揮 3 1.80 ※県大会の計5試合