【高校サッカー】青森山田が28連覇に王手…初戦の準決勝で4発快勝
◆サッカー◇全国高校選手権青森県大会▽準決勝 青森山田4―0八戸学院光星(2日・カクヒログループアスレチックスタジアム) 準決勝2試合が行われ、八戸学院野辺地西が8―0で三本木農恵拓を下し、8年連続の決勝進出を決めた。FW成田涼雅(3年)が流れを引き寄せる先制弾を奪うなど、2得点の活躍で勝利に導いた。スーパーシードにより初戦となった青森山田は4―0で八戸学院光星に勝利し、28年連続30度目の全国切符に王手をかけた。決勝は4日にカクヒログループアスレチックスタジアムで行われる。 ***** 青森山田は危なげない試合運びで決勝に進出した。準決勝で初戦を迎え、普段の高円宮杯U―18プレミアリーグEASTとは違う雰囲気に硬さもあったが安定した強さを発揮。正木昌宣監督は「試合前から表情も硬かったですけど、セットプレーで先制したのは決勝につながるので良かった」と振り返った。 前半14分、DF中島斗武(とむ、3年)が先制弾を決めた。今試合2本目のコーナーキックで味方が競り勝つと、流れてきたボールに頭で流し込んだ。「その前に1本自分のところで決められなかったので、こぼれてきたら決めてやる思いでした」。ゴール後には右手を高く突き上げて喜んだ。 28年連続の全国まであと1勝。生まれる前から勝ち続けるチームの歴史に、プレッシャーはあるが「自分たちのやるべきことをやれば絶対に勝てる」と中島。昨年度の全国王者らしく堂々と戦い、歴史を紡ぐ。
報知新聞社