48歳で第一子、今や「4児の父」になった男性の”分刻み”な日常。習い事に幼稚園、塾講師業…体力勝負な毎日を紹介
土日の過ごし方も聞いた。 「土日も授業があるので、基本的には同じような感じです。特に、日曜は妻のベリーダンスの出張が入ることも多くて、時には数日間の海外出張に行くこともあります。そういうときはできる限り子どもの晩ご飯の時間に授業が入らないようにしています」 家族全員のスケジュールを把握して、それぞれの送迎やご飯の時間に授業が被らないようにしたり、小さい子だけで家に置かないようにしたりと、目まぐるしい毎日の様子が目に浮かぶ。
「スケジュール管理はほんと大変ですね。妻とアプリで予定を共有して、毎日確認し合いながら『じゃあ、ここの時間帯は帰ってきて夕食頼むよ』など、密にコミュニケーションを取るようにしてます」 ■平日午前が夫婦の時間 「それでも最近は子どもたちもようやく大きくなってきたので、平日の午前中に少しゆっくりとコーヒーを淹れながら『やっとこういう時間が持てるようになったな』と感じるようになりました。 妻とは『私たち大変だけど、悲壮感はないよね』ってよく話すんです。周りに助けられている部分も大きいけど、毎日楽しく過ごせているので」
若いころは趣味よりも仕事に一直線だった後藤さんだが、今では子どもと一緒に行く映画やスポーツ観戦が楽しいと話す。また、どんなに忙しくても家族で年に1~2回は必ず温泉旅行に行くと決めている。 「この前はハワイアンズに行ってきました。子どもたちも『今度いつ行ける?』と楽しみにしています。そのために頑張ろう、と思えますね」 後藤さんは「自分ではあまり年齢のことを気にしたことがない」というが、お子さんたちはどのように感じているのだろうか。娘さんの年齢も思春期にさしかかってきた。
「どこに行ってもおじいちゃんと間違えられるんですが、娘はすかさず『おじいちゃんじゃない。パパだよ!』ってフォローしてくれます(笑)。 多分、コンプレックスにはなっていないと思うんですが『長生きしなきゃダメだよ』とは言ってくる。先のことは意識しているかもしれませんね。そういうときは私も『うん、頑張るよ』と返します」 「どこに行ってもおじいちゃんと間違えられる」は“アラフィフパパあるある”かもしれないが、後藤さんはこれも対策済みだ。