トヨタ クラウンスポーツ〈いま新車で買えるクルマカタログ〉プレミアムを体感できる新世代のスポーツSUV
クラウンスポーツ:インパネ内装&シート
インパネまわりのデザインはクロスオーバーと基本的に同じだが、ATレバーが収まるセンターコンソール付近は光沢のあるパネルが使うことで質感を高めている。本革シートの色彩は、ブラックに加えて洗練されたサンドブラウンも用意される。前席のシート形状は、背中から大腿部をしっかりと支えてくれてホールド性も優秀。全長とホイールベースは、クラウンクロスオーバーよりも短いが、後席の広さも十分に確保されている。 クラウンらしからぬ気軽さを感じる走りが印象的。全幅は1.9mに迫るグローバルサイズながら操舵感の良いハンドリングも手伝って、見た目の印象よりも軽快にふるまってくれる。プライベートを楽しむために生まれた“新しいクラウン”というコンセプトには、とても良く似合っている。 2.5Lハイブリッド車は全開加速させても加速感は穏やか。エンジン音の高まりや初期加速の俊敏さを第一にしておらず、自然にパワーフィールが盛り上がってくれる特性。一方、2.5Lプラグインハイブリッド車は、パワフルな印象が強まり上級モデルらしい余裕の幅が強まってくる。 両モデルともDRS(後輪操舵機構)の効果もあって、高速コーナリングでは際立った安定性、タイトターンでは自然なハンドリング感覚を兼ね揃えるなど、ハイテク満載の最新モデルらしい質の高い走りを披露してくれる。
クラウンスポーツ:モデル変遷
────────── 【2023年10月:初期型】クラウンスポーツ発売 ────────── 最初に導入されたのは、2.5Lシリーズパラレル式を採用するハイブリッド車。駆動方式は4WD(AWD)のみ。当時の月販目標台数は700台(ハイブリッド車のみ)とされていた。 ────────── 【2023年12月:最新型】プラグインハイブリッド搭載の「RS SPORT」を追加 ────────── プラグインハイブリッドの「RS SPORT」を追加。ハイブリッドシステムは、ハイブリッドの「Z SPORT」と同じシリーズパラレル式を採用するが、フロントモーター出力を高めることでシステム最高出力を306psまで引き上げられている。さらにボディ骨格部もフロアトンネル部へのブレースを追加することで、最適な剛性バランスを追求。シャーシ性能の向上が図られている。満充電状態でのEV走行距離は90km。ハイブリッド燃費は20.3km/Lになる。価格は765万円。RS SPORTの月販基準台数 は300台とされていた。 ・ハイブリッド SPORT Z【電気式CVT】590万円 ・プラグインハイブリッド SPORT RS【電気式CVT】765万円