三菱重工浦和 連勝で決勝T進出 MF塩越柚歩、MF丹野凜々香が2試合連発 新設の女子ACL
サッカーの女子アジア・チャンピオンズリーグ（ACL）は9日、ベトナムのホーチミンで1次リーグが行われ、C組の三菱重工浦和は台中（台湾）に2―0で勝利。2連勝で勝ち点6とし、1試合を残して8チームによる決勝トーナメント進出を決めた。 雷雨の影響で試合開始が20分遅れた。前半から相手の5―4―1のブロックに苦戦。芝生が水を含んで、パスが思うようにつながらない場面もあった。後半はMF塩越柚歩がPKを落ち着いて決めて先制。MF丹野凜々香も得点を挙げ、ともに2試合連続ゴールをマークした。 楠瀬直木監督は「ピッチ状態や天候が、我々にとって初めてだった。選手が本当に我慢をしながらやってくれて、PKをもらって先制でき、2点目を取れたということで、選手の頑張りを褒めたいと思う」とコメント。丹野は「今日のゴールは、初戦の17点のうちの1点とは違って、2―0の1点だったので、前回よりもうれしい」と話した。 6日のオディシャ（インド）戦は17―0で圧勝した。塩越が前半だけでハットトリックを達成。後半も攻撃の手を緩めることなく、MF伊藤美紀が4ゴールを挙げるなど終盤まで得点を積み重ねた。 女子ACLは今季から新設された大会。1次リーグは12チームが3組に分かれ、各組2位までと3位のうち上位2チームが準々決勝に進む。WEリーグ2連覇中で、昨季のプレ大会を制した三菱重工浦和は12日にホーチミンと対戦する。
