「周りが持ち上げすぎ」元五輪選手の“モデル転身”に賛否、アスリート引退後の“違和感の正体”
現役時代、“空手界のきゃりーぱみゅぱみゅ”と呼ばれた女性スポーツ選手が異例の転身を遂げた。足を踏み入れたのは、モデルの世界。メディアが連日もてはやす一方、世間からの違和感も少なくないようで……。 【写真】花柄のシースルーシャツを着た植草歩のモデルショット 10月21日までに自身のインスタグラムに、花柄のシースルーシャツに白のインナー姿の写真をアップ。《モデルのポージングってめっちゃ難しいし勉強になった1日だった》などとつづったのは、元空手家の植草歩だ。
《持ち上げすぎじゃないの?》
彼女は2021年、東京五輪代表として女子61キログラム超級に出場。その後2年間、現役を続行したが、今年5月、自身のSNSで引退を発表。母校である千葉・日体大柏高の監督に就任するとともに、憧れだったというモデルの道を歩き出す。日本初のぽっちゃり女子向けファッション誌『ラ・ファーファ』(文友舎)の専属モデルとなったのだ。植草がインスタに載せた写真は、おそらくこの撮影でのオフショットだったのだろう。 インスタに寄せられたコメントにはファンから、 《安定の可愛さ》 《色香漂う美人さん 綺麗だよ》 《ポッチャリ最高ですキュン》 といった好意的な意見が並ぶ。だが、今回の投稿に対してSNSではこんな意見も。 《周りがチヤホヤして持ち上げすぎじゃないの?》 《承認欲求強いんだな》 《気付かせてあげたい》 と、メディアの持ち上げに辟易している者もいるようだ。スポーツ選手のセカンドキャリアに、時に違和感を覚えてしまう正体は何なのだろうか? 「現役時代は勝利に向かって戦う姿勢に感動する人々も多いことでしょう。また、空手であれば白い道着で挑む姿に好感を持つこともあるはず。ただ、マスコミがその可愛さや美貌をことさら強調することで、本人が勘違いしてしまう危険性もはらんでいます。また、セカンドキャリアとして今回のようなモデルのような異分野に進んだとき、どうしても世間は同業者と比べてしまう。それがたとえ、植草さんのような“ぽっちゃりモデル”というカテゴリーであってもです。 2000年、シドニー五輪の競泳で銀メダルを獲得した元水泳選手の田島寧子さんも、そんな世間からの非難の波を受けた1人でした。屈託のない受け答えで好感度も抜群だった彼女でしたが、翌2001年に現役引退と同時に女優への転身を宣言すると、周囲は一転、冷ややかなムードに。連続テレビ小説『てるてる家族』(2003年)などにも出演しましたが、結局2007年に芸能界を引退しています」(芸能記者) そんな折、植草が専属モデルを務めている『ラ・ファーファ』が、11月20日発売の「2025年1月号」をもって休刊するという知らせが飛び込んできた。これからは実力で仕事をとってこなければならないのかも……。