<日本一へ・市和歌山>選手紹介/5 /和歌山
◇祖父に感謝、活躍見せたい 大池悠太選手(1年) 昨年10月ごろ、打撃に比重を置くため、半田真一監督から遊撃手から左翼手へのコンバートを打診された。長所はフルスイング。「タイミングがずれても思いっきり振ることを意識している」 「左翼は打球が落ちるのか伸びるのか判断が難しい」と当初は戸惑った。ゴロの捕球体勢も内野と違う。不安を拭い去るため、フライやゴロを捕球して内野に返球する一連の基本動作を繰り返した。 外野手用グローブは祖父が贈ってくれた。「練習試合も見にきてくれる。感謝の気持ちを持ってこのグローブで活躍したい」 これまで公式戦出場はなく、「憧れの舞台で自分のプレーを思いっきりしたい」と甲子園での公式戦初出場を目指す。 ◇守備に自信、正選手目指す 亀井新生(ねお)選手(2年) 昨秋の県2次予選と近畿大会では1番を任されたが、途中交代やスタメンを外れることもあった。「プレッシャーに負けて思うような結果が出せなかった」と振り返る。 他の選手から打撃フォームの助言を受け、素振りの動画を撮ってもらって確認するなど、試行錯誤を重ねた。「今はバットのグリップの位置を低くして構え、いい結果が出ている」と手応えを感じている。 「守備には自信がある」と話し、内野は複数のポジションを守れるため、チームにとって貴重な存在だ。ただ、レギュラーを約束されているわけではない。 甲子園に向けて「まずはレギュラーを取りたい。試合に出たら必ず結果を出す」と意気込む。