【全日本総合バドミントン2024】志田千陽&松山奈未が貫禄の勝利で総合初制覇!<決勝戦/女子ダブルス結果>
中盤から終盤にかけては、互いに攻め合いシーソーゲームに。櫻本/五十嵐は松山を後ろに回す展開もつくるが、「今日はまず、自分ができることをやろうと思った」と話した松山が、後ろで打ち分けながら前に出ていく、前日にはなかったカタチをつくる。17オールから、櫻本/五十嵐が3連続ミスで、20-17と志田/松山がチャンピオンシップポイント。フォア奥に走らされた松山がクロスに大きく振ったショットに、ストレートを張っていた櫻本も五十嵐も動けず。全日本総合のタイトルを持っていなかった志田/松山が、名実ともに日本一のペアになった。 オリンピック後の過ごし方は難しかったというが、「今回の総合で、あらためてバドミントンの楽しさを感じられました」(松山)。シダマツらしい試合、シダマツらしい笑顔で2024年を終えた。 ▼決勝戦(12月30日) 志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)②〔21-5、21-19〕0●櫻本絢子/五十嵐有紗(ヨネックス/BIPROGY)
取材/バドミントン・マガジン編集部、吉井信行、平野貴也 写真/井出秀人