浅倉カンナが王者・伊澤星花を相手に引退試合。伊澤が「なんで引退するんですか?」とガチ質問【RIZIN.48】
RIZINが7月28日に行われた「超RIZIN.3」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のリング上で「RIZIN.48」(9月29日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の対戦カード4試合を発表した。タイトル戦2試合とワンマッチ2試合が行われる。 ワンマッチではRIZINスーパーアトム級王者の伊澤星花(Roys GYM)と2017年に行われた「スーパーアトム級GP」覇者の浅倉カンナ(THE BLACKBELT JAPAN)が対戦する。浅倉はこの試合をもって引退することも合わせて発表された。 浅倉は「9月に伊澤選手との試合が決まりました。そしてここで皆さんにご報告があります。次の試合が最後の試合になります。高校生のころからRIZINに出させてもらって、選手としても人としても成長させてもらいました。感謝の気持ちでいっぱいです。そして最後にチャンピオンと試合ができることをうれしく思います。正直、伊澤選手は強すぎて、あまり私に期待できない方が多いと思うんですが、そんな人たちを含め、最後、驚かせられるような、心を動かせるような試合ができるようにしっかり準備するので、応援よろしくお願いします」と挨拶。
伊澤は「カンナ選手の引退試合に選んでもらったということで光栄に思っています。カンナちゃんは同級生で自分たち同年代のスターだったんですが。ちょっと気になることがあって。なんで引退するんですか?」とリング上で質問。 これに浅倉は「正直に言うと、気持ちが盛り上がることがなくなってきて。そんな中で最後、チャンピオンと試合をして自分の出せるものを思い切り出そうと思っています」と返答。伊澤は「カンナ選手の集大成ということで、カンナ選手の一番最高の試合を作れるように全力で頑張りたい」と語った。
もう一つのワンマッチはフェザー級戦で萩原京平(SMOKER GYM)と高木凌(パラエストラ八王子)が対戦。 萩原は2022年に弥益ドミネーター聡志、クレベル・コイケ、鈴木千裕と強豪相手に3連敗。2023年4月にカイル・アグォンを破るも牛久絢太郎、武田光司を相手に再び連敗。武田戦後はバンタム級への転向を示唆していたが、今回はフェザー級での試合となる。 高木はパンクラスで7戦6勝1敗の戦績を挙げ、昨年10月にRIZIN初参戦。初戦こそビクター・コレスニックに判定負けも、2度目の参戦となった今年4月の西谷大成戦では1RでKO勝ちを収めている。 高木が「正直、レベルが違うんで、速攻でぶっ倒してやります」とアピールすると萩原も「まあ、レベルが違うというのはこっちのセリフなので、速攻で倒しに行こうと思っています」と返し、静かに火花を散らした。 またホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)にルイス・グスタボ(ブラジル/EVOLUCAO THAI)が挑戦する「ライト級タイトルマッチ」と朝倉海の返上に伴って行われる「バンタム級王座決定戦」井上直樹(Kill Cliff FC)vsキム・スーチョル(韓国/ROAD GYM WONJU MMA)の2つのタイトル戦も合わせて発表された。