水道管の破損原因は「職員が弁を急激に閉鎖」 圧力4倍に上昇し漏水「再発防止に努める」 滋賀県竜王町
滋賀県竜王町岡屋で19日に水道管に穴が開いて漏水が発生し、一時町内で断水の恐れがあった問題で、町へ送水をしている滋賀県企業庁は26日、配水池の工事に伴い、町職員が管の弁を急激に閉じたことがきっかけで漏水が生じたと発表した。 【写真】水道水に濁り、給水車も出動 県によると、町職員は約1分間かけて弁を閉める操作を行ったが、管内の圧力が通常の4倍以上の0・9メガパスカルに上昇し、破損したと考えられるという。弁を閉める前、町側から事前に連絡がなかったことで相互に連携も図れなかったという。穴が開いた水道管は県の送水管で設置から約50年がたっていた。 町は管の圧力を逃がす対策を取ったが足りなかったといい「再発防止に努める」としている。漏水に伴い町内の一部で水道水に濁りが出たため、24日夕まで給水車を配備した。