文前大統領側近の元知事 復権決定=植民地解放記念日に
【ソウル聯合ニュース】韓国法務部は8日の赦免審査委員会で、15日の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)に合わせた特別赦免(恩赦)・復権の対象者に、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の側近だった金慶洙(キム・ギョンス)元慶尚南道知事や趙允旋(チョ・ユンソン)元大統領府政務首席秘書官を含めることを決めた。 金氏はインターネットでの不正な世論操作に関与したとし業務妨害罪で2021年7月に懲役2年が確定。22年12月の恩赦で残りの刑期を免除されたが復権はされなかったため、27年12月まで被選挙権が制限されている。今回復権されれば被選挙権を回復し、政治的に再起が可能になる。 朴槿恵(パク・クネ)政権時代に政権に批判的な文化・芸能界関係者を公的な支援から外す目的で作成された「ブラックリスト事件」で今年2月に懲役1年2月が確定した趙氏はすでに刑期を終えている。趙氏は今年2月の旧正月に合わせた恩赦で対象から外れた。 最終的な恩赦・復権の対象者は13日の閣議で確定する。今回の恩赦は尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権で5回目となる。
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