阪神・片山大樹ブルペンコーチ、球児監督の「なんちゅうか、口となるんですかね(笑)」
【球児虎 奪還の志士】V奪回を目指す阪神で新たなポストに就いたコーチ陣に直撃インタビューする「球児虎 奪還の志士」。今回は片山大樹ブルペンコーチ兼ブルペン捕手(49)が登場。長くブルペン捕手としてチームに貢献し、コーチ兼任に立場が変わった心境や、現役時にキャッチボールや投球練習の相手を務めた藤川球児監督(44)について語った。(取材構成・三木健次) ――立場が変わった実感は 「めちゃくちゃ感じます。今までブルペンキャッチャーという立場で、(投球を)受けて選手のサポートをする、手伝ってあげることだけしか考えてなかったんですけど、コーチという立場になったら、周りの選手との兼ね合いとか、コーチとコミュニケーションを取りながらやっていくっていう、頭を使うことも多くなってきている」 ――以前からボールを受けて、選手にアドバイスを送っていた 「24年間ブルペン捕手でやらしてもらってますけど、年を重ねるごとに見えてくるものも違ってくる。アドバイスする言葉がけは大差ないけど、もっと今は各選手に深く入り込んでやってるかな」 ――藤川監督とも現役時代からすごく長い付き合い。学んだことを伝えやすい 「それはもちろんありますね。今でも監督はちょこちょこ自分に、この選手はこうだよとか、そういう会話はしているので。監督の思っていることを選手に直接伝えたり、ちょっと遠回しに伝えたり、秋季練習からずっとできているので、コミュニケーションの取り方もすごくやりやすいし、選手に伝わりやすい状況だとは思っています」 ――ある意味、監督の目となる 「目とはなりませんね(笑)。なんちゅうか、口となるんですかね(笑)。監督もね、いろんなことが見える人なんで、いろいろなところに目をつけているので、僕らが気づかないことも気づく。なので、そういうところはすごく自分も勉強になるし。もっと選手に伝えていきたい」 ――これまでとスタイルは崩さない