被災棚田に穂が実る、石川・輪島 稲刈りは大雨で中止
能登半島地震で被災した石川県輪島市の棚田「白米千枚田」で、春に植えた稲が黄金色の穂を実らせ、収穫の時期を迎えている。棚田を借りているオーナーらによる稲刈りを予定している。輪島市によると、2日に実施予定だった作業は大雨の影響で中止となった。 市によると、降雨のため地面がぬかるみ、作業に危険が生じる恐れがあると判断した。3日以降に安全が確認でき次第、実施するとしている。 千枚田は国の名勝で、日本海に面した急斜面の約4ヘクタールに小さな棚田が連なる。元日の地震で、ひび割れが生じるなど約千枚のうち約8割の田んぼに被害が出た。