キッチンやスマホケース、自転車も… パシフィコ横浜で国産木材製品の展示会
国産材を中心とした木材製品などを見て触れることができる展示会「木と暮らしの博覧会」が27日、パシフィコ横浜(横浜市西区)で開幕した。28日まで。主催者の建築資材流通大手のナイス(同市鶴見区)によると、2日間で7千人の来場が見込まれている。 【写真をもっと見る】木質化したスマホケースや自転車 神奈川県内外の住宅商材メーカーなど82社が出展。BtoB(企業間取引)を主な目的としているが、小売店が施主とともに来場するケースもあるという。 ナイスは木質化をテーマに多彩な製品を紹介。スギの大径木に、表層のみ硬くする同社独自の圧密技術「Gywood(ギュッド)」を施したキッチンをはじめ、スマホケースやキーボード、自転車などを展示した。 今年の「ウッドデザイン賞」のソーシャルデザイン部門で受賞した「ギュッド トラック床板」も設置した。トラック荷台の床にギュッドを採用し、軽量化を実現。ガソリン使用量の削減にもつながるとして、評価を受けた。 入場無料。アンケートの回答者には、国産材で作ったハンカチが進呈される。担当者は「住宅設備業界が一体となり、木材を利用した商品を提案していきたい」と意気込んだ。
神奈川新聞社