ふかふかの布団で寝たいなら「布団乾燥機」の出番!自動モードでお手軽に…効果的に温める“2つのポイント”
マットのある・なしで違いも
そして、布団乾燥機の形状は2種類ある。 ひとつは、敷き布団と掛け布団の間に敷いて温風を送り込む「マット」があるもの。マットがあるタイプは布団の隅々までムラなく温める半面、準備や片付けが面倒。本体のサイズが大きいため、ある程度の収納スペースが必要だ。 マットがないタイプは、ホースなどの送風口(ノズル)を布団の間に差しこみ、温風を送り込む。扱いが簡単で手軽に使えるが、ノズルから遠い部分は温まりにくいこともあるという。 現在の主流は手間がかからない「マットなしタイプ」。見並さんも「片付けや収納などの面を考えるとマットなしが人気」だと話す。 毎日ふかふかの布団に寝たいなら、どれくらいのタイミングや頻度で使うのがよいのか? 見並さんは「生活スタイルのどの部分に使っていただいても大丈夫です」とした上で、布団を「温めること」が目的なら、寝る前に使うとぬくもりが逃げにくい。「ダニ対策、乾燥させること」が目的なら、時間がかかるので外出中などの空き時間が良いと提案している。
暖かい空気を閉じ込める
基本的な使い方は、ベッドに敷いた布団も床に敷いた布団も同じ。効果的に布団全体を温めるには2つのポイントがあるという。 1つ目は、暖かい空気の逃げ道を作らないようにすること。ノズルを差し込んだ掛け布団と敷き布団との間に隙間ができないようにして、暖かい空気を閉じ込めると良い。 2つ目は、布団の中に温風の通り道を作ること。ノズルをしっかり伸ばして、遠くまで温風を届けたり、掛け布団をつまんで盛り上げて布団内に空間を作ったりすると良い。 布団内の空間を手軽に作りたいなら、ノズルにフラップが付いたモデルもお勧め。広範囲に温風が行き渡りやすいという。
ダニ退治に必要な使用頻度は?
布団乾燥機を使う頻度はどうだろう。 こちらは毎日でも問題はないが、ダニ退治を目的として使用するなら、1日2回の使用を3日繰り返すと良いとのこと。ダニはしぶとく、一般的に、1回の使用では約3割しか死滅しないとも言われているそうだ。 ダニの繁殖を抑制したいなら、夏場は1~2週間に1回、冬場は1カ月に1回程度、布団乾燥機で温風を送ろう。湿気がちで心配なら、回数を増やすと安心とのことだ。