【RIZIN】王者・鈴木千裕、“因縁”クレベルへのリベンジ誓う「殺気狂った千裕を見せたい」
朝倉海のUFC挑戦は意に介さず「他の選手に感化されたらおしまい」
格闘技イベント「RIZIN DECADE」(31日・さいたまスーパーアリーナ)の第2部「RIZIN.49」の試合前記者会見が29日、都内で行われた。防衛戦に臨むRIZINフェザー級王者・鈴木千裕(25=クロスポイント吉祥寺)は挑戦者クレベル・コイケ(35=ボンサイ柔術)にリベンジを誓った。 【動画】「BreakingDownでやれ!」の声、やっぱり始まったRIZIN戦士の大乱闘シーン 「メインだろうがなんだろうがやることは変わらない。いつも通りですね」。落ち着いた口調で話したが、前を見据える目には力がこもっていた。 挑戦者のクレベルは鈴木にとって因縁の相手だ。2023年6月のタイトルマッチは、当時フェザー級王者だったクレベルが前日にまさかの計量オーバー。鈴木が勝った場合のみ公式記録となるルールで行われたが、腕十字に屈し、1Rで無念のタップをした。 「1度ノーコンテストであっても、勝負では僕が負けたと思ってる。それを味わった男が生半可じゃ向かえないですよね。相当僕は怒ってますし、ぶっ飛ばすっていう気持ちでいっぱいなんで。(印象は)僕が最後に闘ったときと変わらない。格闘技なんで、完全に倒す。テーマはリベンジで。あとは殺気狂った千裕を見せたいですね」と力を込めた。 今年はRIZINから巣立った朝倉海が、日本人としては初めてUFCのタイトル戦に挑戦した。しかし、鈴木はあくまでも自らの道を貫く覚悟だ。 「格闘家が他の選手に感化されたらおしまいだと思うんですよ。やっぱり自分との戦いなんで。他の選手が勝って、もちろん刺激はもらいますし、うれしい悲しいはありますけど、そこで自分がどうこうじゃなくて、自分は自分との闘いにに勝つだけなんで関係ないですよ」 すでに王者としての風格すら漂わせる鈴木。メインイベントのビッグマッチにも気負いはなさそうだ。
ENCOUNT編集部