【RIZIN】クレベル・コイケ 朝倉未来と平本蓮のリマッチに不快感「くだらないと思っています」
今年の開催が決まった朝倉未来と平本蓮の再戦を、RIZINフェザー級王者に返り咲いたクレベル・コイケ(35=ブラジル)が一刀両断した。 【写真】「3度目はない」朝倉と平本のリマッチ クレベルは2024年大みそかの格闘イベント「RIZIN.49」(さいたまスーパーアリーナ)でRIZINフェザー級王者の鈴木千裕に挑戦。試合は白熱の攻防で、クレベルがグラウンドに引き込んで上になり、攻め続ける展開になった。しかし鈴木の必死のディフェンスを前に一本を取れない。それでも三角絞めやポジショニングで圧倒して判定3―0で勝利した。 試合後、クレベルは「うれしいな。チャンピオン戻りますよ。うれしいです!」と歓喜だ。その上で鈴木について「彼は若いしポテンシャルもある。強い選手と戦って勝っているし、もう一度タイトルに挑戦してくると思います」と成長ぶりを絶賛。そして今年の目標を「このベルトを維持することです。相手が誰であろうと試合をします。(王座戦は)5月がよいタイミングだと思っています」とした。 だがその表情を変えたのが、今大会中に発表された5月4日の東京ドーム大会「THE MATCH 2」で、朝倉未来 vs 平本蓮の再戦が決まったことについて問われた瞬間だ。クレベルは開口一番「くだらないと思っています」と吐き捨てる。さらに平本がラストマンスタンディング王座を持つことを意識してか「あれはフェイクのチャンピオンベルトだと思っています」と断言。「蓮のことは好きじゃないし未来のこともそんなに好きではない。ここにあるのが本当のベルトです。格闘技なのでエンターテインメントの枠として見ることはできるが、自分はくだらないと思っています」と厳しい言葉を並べた。 最後に「最終的にいい年になった」と今年を締めくくったクレベル。混迷のフェザー級をど真ん中でかき回してくれそうだ。
前田聡