九州南部が梅雨明け 平年より2日遅く 昨年より8日早い
きょう17日（水）午前、鹿児島地方気象台は、九州南部が梅雨明けしたとみられると発表した。平年に比べて2日遅く、昨年と比べて8日早い梅雨明けとなった。
今年の九州南部は6月8日に、平年より9日遅く梅雨入りが発表された（速報値）。梅雨前線の活動が活発化した6月21日には、鹿児島県で線状降水帯が発生し、24時間降水量が400ミリを超えるなど記録的な大雨となった所があった。 梅雨期間降水量（6月8日～7月16日まで・速報値） 降水量 同期間の平年値 延岡 436.5ミリ 509.7ミリ 阿久根 1110.5ミリ 649.8ミリ 鹿児島 1158.0ミリ 722.3ミリ 都城 974.0ミリ 754.8ミリ 宮崎 721.5ミリ 632.9ミリ 枕崎 1120.0ミリ 643.3ミリ 油津 763.5ミリ 667.4ミリ 屋久島 696.0ミリ 896.5ミリ 種子島 481.5ミリ 620.2ミリ
九州南部は今後1週間も太平洋高気圧に覆われるため、おおむね晴れて厳しい暑さが続く見通し。最高気温が35℃以上の猛暑日となる日もあるため、引き続き熱中症など健康管理に注意が必要となる。
なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。
