A東京とSR渋谷が2026年からアリーナ共同使用に合意…“ホーム移転”のSR渋谷はチーム名変更の予定
9月24日、Bリーグのアルバルク東京とサンロッカーズ渋谷が、2026-27シーズンより「TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)」をホームアリーナとして共同使用することに合意したと発表。A東京に続き、SR渋谷も東京都渋谷区から東京都江東区にホームタウンを移転することになった。 現在、東京都江東区青海に建設中の同アリーナは、地上6階、地下1階建て、収容観客数約1万人規模の次世代アリーナ。2022年8月にトヨタ自動車株式会社、トヨタ不動産株式会社、トヨタアルバルク東京株式会社の3社が新アリーナの設立を発表し、トヨタ自動車が命名権を取得。2025年秋に開業が予定されている。 A東京と同じ東京都渋谷区をホームタウンとしてきたSR渋谷は、これまで青山学院大学青山キャンパス青山学院記念館をホームアリーナとして使用。ただ、2026年から始まる新トップリーグ『B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)』参入の審査基準を満たしておらず、今後の動向が注目されていた。 そんななか電撃発表されたのが、今回のアリーナ共同使用。SR渋谷を含めBプレミア参入を目指すクラブのBプレミアライセンス審査結果は10月17日に発表される予定で、今後はホームタウンの移転時にクラブ名の変更も予定しているという。 今回の発表に際して、SR渋谷の神田康範代表取締役社長と、A東京の林邦彦代表取締役社長は、次のようにコメントしている。
■ コメント
▼ SR渋谷・神田康範社長 ステークホルダーの皆様をお待たせしてきましたBプレミアライセンス申請のご報告ができますことを心から感謝し、大変嬉しく存じます。 ここに至るまでは、親会社であるセガサミーホールディングスをはじめ社内外の多くの方々の壮絶な努力がありました。平均入場者数、売上いずれの基準もそれまでの当クラブにとっては非常に高いハードルでしたが、Bプレミア初年度から参入するという強い意志のもと、クラブ一丸となってクリアすることができました。そして最後の「ホームアリーナ」というハードルについても、数年をかけて数多の方々の支えとご協力があり本日に至りました。 ホームタウン移転(取りまとめとなる自治体の変更)におきましては渋谷区・長谷部区長には転出へのご理解を賜り、そして江東区・大久保区長には快くサンロッカーズの受入れの承諾を頂きました。また、すでに江東区で活動をされている東京ユナイテッドバスケットボールクラブの家本代表にも、江東区をそして東京、日本をバスケットボールで盛り上げていきましょうと歓迎して頂きました。そして、アルバルク東京の林社長並びに同社の皆様にはアリーナ共同使用について真摯にご検討をいただき、ご快諾を頂きました。挙げきれない程の巨多の方々のご尽力、ご協力により江東区へのホームタウン移転、そしてTOYOTA ARENA TOKYOをホームアリーナとして共同使用ができる運びとなりましたこと改めて深謝申し上げます。 今後、10月17日にBプレミアライセンス審査および結果発表となります。ライセンスが正式に取得できた暁には、ご支援を頂きました皆様、バスケットボールファンの皆様、サンロッカーズファミリーの皆様への感謝の想いを「心揺さぶるバスケットボール」でお返しし、日本のバスケットボールの新たな時代に貢献して参ります。 ▼ A東京・林邦彦社長 日頃より、アルバルク東京へ多大なるご支援をいただき、心より感謝いたします。今回、TOYOTA ARENA TOKYO のサンロッカーズ渋谷との共同使用が決まったことをご報告させていただきます。 サンロッカーズ渋谷とは、これまでも同じ渋谷区をホームタウンとするBクラブとして、同志のような存在でもあります。 今後も新アリーナのコンセプトの1つである、「可能性を広げるアスリートたちの聖地」に向けて、バスケットボール界、スポーツ界を盛り上げるべく、共創していきたいと考えておりますので、引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
BASKETBALL KING