【横浜好き】CS進出を目指すベイスターズ、上位3チームとの対戦で期待できる選手は?
チーム防御率12球団トップの広島投手陣には、さすがに主軸も苦戦する中、現在一軍にいない選手では、関根大気が.353とハイアベレージを残しており、度会隆輝も.325、2本塁打と好相性を誇っています。
先発投手では、東克樹が対戦防御率1.76でチームトップですが、5試合で3勝している一方で、2敗も喫しています。先発、リリーフともに特段、広島に相性がいい選手は見当たらず、ここは自慢の打線で打ち勝つ野球に活路を見出したいところです。
現在、首位に立っている巨人に対しては、ここでもオースティンがもっともいい成績を残しており、対戦打率は3割ジャスト。しかし、自慢の強力打線がもっとも苦戦しているチームと言えるかもしれず、本塁打も宮崎の3本が最多で、その宮崎も打率は.259と、自身セ・リーグ5球団相手にもっとも低い数字。牧も.234、佐野恵太も.261と、いずれもシーズン打率を下回る成績となっています。
そんな中、このカードでもっとも期待できる選手が、1番打者に定着しつつある梶原昂希で、12試合で.340をマーク。今季絶好調の菅野智之に対しても、10打数5安打の.500で本塁打も放っています。
先発投手では東と大貫が対戦防御率1点台を記録していますが、勝ち星にはつながっていません。リリーフ陣では山崎康晃が防御率1.17、佐々木千隼が1.13と好成績を残しており、ウェンデルケンは3試合のみですが、無失点に抑えています。
残り1ヶ月、10月1週目に6連戦を残すなど厳しい戦いは続きますが、3年連続CS進出に向け、最後にもうひと踏ん張りを期待したいところです。
◆先週の度会隆輝(8月31日~9月8日) 月末の埼玉西武戦を1番・ライトで6タコに終わると、翌日は9番で4打数2安打。3日からの東北楽天戦では初戦に3番で5打数4安打、2、3戦は1番に戻っていずれも4打数2安打で、第2戦では犠打、3戦では本塁打を記録した。6日からの千葉ロッテとの3連戦は全て1番に入ったが、3試合で11打数1安打と、状態はやや下降気味となっている。
文:大久保泰伸
大久保泰伸