「数時間後に会おう…」深夜に同僚と別れを告げ、数時間後に会うことになるブラック社員の奮闘【作者インタビュー】
15年勤めたブラック企業から転職した自身の経験を描いた、あおいし(@ao144444)さんの実録漫画「残業ねこ」がSNSを中心に話題を集めている。今回はその中から、転職のためにファイナンシャルプランナーの資格取得に奮闘するエピソードを紹介。併せて、作者のあおいしさんにも転職までの経緯について取材した。 【漫画】本編を読む ■そう簡単にいかない退職…「辞めるときは、気持ちを切り替えて行動した方がいい」 ファイナンシャルプランナーの資格を取ろうと思った経緯について、あおいしさんは「給料の安い現状に不安になり、自分の将来のライフプランの設計をするためにも、イチからお金の勉強をしようと思いました。その際に、どうせ勉強するなら資格がほしいと思い、幅広くお金の知識を学べるFP(ファイナンシャルプランナー)資格を選びました」と語る。 苦労して取った資格だが、それを生かせる仕事に就くことができたのか尋ねると、「ファイナンシャルプランナーの業務とは異なる職についたのですが、勉強して得たお金の知識は、仕事でもプライベートでも、とても役に立っています。資格を取ったということが自分の中で自信となり、それが転職のきっかけにもなりました」と、直接的ではないものの得た知識は多いに役立った様子。 一方で、退職は一筋縄ではいかず、実際退職日を2カ月延期してほしいと言われたそう。「本当はすぐにでも辞めたい気持ちは強かったのですが、受け持っていた仕事量がすごく多かったので、引き継ぎをきちんとして辞めようとは思っていました」と当時の状況を振り返る。 「長く働いてた会社だったので、いろいろと葛藤がありました。実は辞めるまでの決断にも、数年かかってしまいました」と退職の実態を明かしたあおいしさんは、「円満退社はよほどな理由がない限り難しいと思います。周りのことは気にせず、辞めるときは、気持ちを切り替えて行動した方がいいです」と、退職を考えている人へアドバイスを送った。 取材協力:あおいし(@ao144444)