転倒リスクは不可避か!? スリリングなライディングが病みつきになる「ダウンヒル」競技とは
マウンテンバイクに乗って、オフロードの山道を猛スピードで駆け下りるスポーツ「ダウンヒル」。危険と隣り合わせなダウンヒルは、一度味わうとスリル満点で熱狂的なファンになる人も多いスポーツです。そこで今回は、まだ一般的にはあまり広く知られていないダウンヒルの始め方を調べてみました。 【写真】MTBで山を駆け下りるダウンヒル競技をチェックする(全6枚)
小学校1年生からでも始められる!
実は、ダウンヒルは幅広い年齢層が楽しめるスポーツ。レッドブルが主催する大会「Red Bull Downtime」では、16歳以上なら誰でも参加できます。また「DOWNHILL SERIES」という大会の「キッズクラス」では、小学校1年生から参加可能。それぞれ年齢やレベルによってクラス分けされていて、初心者が対象の「ファーストタイマークラス」や、35歳以上が対象の「マスターズクラス」などがあります。 子供から参加できるスポーツとはいえ、岩や木がある険しいコースを猛スピードで下るため、かなり危険なスポーツだといえるでしょう。競技中の時速は70km/hに及ぶことも。転倒時などの思わぬ怪我に備えて、ダウンヒルを始める際にはしっかりとした装備を整えましょう。
フルフェイスのヘルメットは必須
初心者がダウンヒルを始める際に必ず揃えておくべきアイテムは、フルフェイスのヘルメットです。プロ用のヘルメットはカーボン製の軽いタイプが多いですが、価格は高め。カーボン製以外のヘルメットでも、安全基準を満たしていれば問題ありません。
初心者はプロテクターも着用
手を保護するグローブも必須アイテム。転倒した際の怪我防止や、激しい振動のなかでもハンドルを握るグリップ力を高めてくれます。ダウンヒルでは、意外にも動きやすさを優先してショートパンツを履く人も多いよう。動きやすく頑丈な、ダウンヒル専用のショートパンツも発売されています。 転倒した際に、万が一の大怪我から身を守ってくれる肘や膝のプロテクターも必須。ショートパンツを着用する場合は、膝から足首までを覆うソックス型のプロテクターを選ぶとより安心です。 初心者が始めるにはハードルが高く感じるダウンヒルですが、実は競技レベルでなければ意外に入門しやすい面も。各地で気軽にダウンヒル体験できるアクティビティも開催されています。まずは指導者がいる場所で、ダウンヒルを体験するところから挑戦してみてはいかがでしょうか。
野中陽平