アイアンシャフトを替えて精度アップ 今平周吾の優勝ギア
◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 13(最終日)◇東京ゴルフ倶楽部(埼玉)◇7251yd(パー70)◇晴れ(観衆6382人) 【画像】「日本オープン」会場でオデッセイ新パターを発見 首位に1打差から出た今平周吾が5バーディ、3ボギー「68」で回り、通算4アンダーで今季初優勝をあげた。昨年11月「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来となる節目の通算10勝目は、地元・埼玉県でのメジャー初タイトル。最終18番では20mのバーディパットをねじ込み大歓声を浴びた。 最終日の平均パット数「1.5455」でフィールド3位に入ったパッティングは、最近打ち方を変えたことで向上。「3試合くらい前から、左手を伸ばすようにしてシャフトと一体にするように打ったら良くなった」と話し、2019年から愛用するオデッセイ「ストローク ラボ ブラック TEN パター」で事実上のウィニングパットを決め切った。 また、2試合前の9月「バンテリン東海クラシック」からアイアンシャフトを替えたことも奏功した。精度の高い高弾道のドローボールを求め、長年愛用してきたトゥルーテンパー「ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー」(S300)から日本シャフト「NSプロモーダス プロトタイプ」に変更。「つかまりすぎるドローが多かったので、替えたら良くなった」という。シャフトを替えてから5位、6位、そして優勝と上り調子だ。 最終日に1つ目のバーディを奪った前半4番(パー3)は9Iで1m、首位を捉えた8番(パー3)のバーディは、6Iで3mにつけてスコアを伸ばした。 長いラフに入れば1ペナ覚悟を強いられる今週は、開幕前に1Wを抜いて3Wを2本入れることも考えていたが、「ドライバーを打ちたいときもあると思ったので結局入れました」と通常のセッティングに。1Wはヤマハ「RMX 116」を入れ、ウッド系はコブラ「KING LTDx LS」の3W、10年以上使うタイトリスト「910H ユーティリティ」を多用して今季初優勝をつかんだ。