2025年度から国民健康保険の保険料上限が「3万円引き上げ」に?負担増による影響について解説
おもに影響を受けるのは高所得者層
国民健康保険料の上限引き上げによって影響を受けるのは、高所得者層です。特に年収1170万円以上で単身世帯の方が、対象となる見込みです。厚生労働省によると、令和7年度に国民健康保険料の上限引き上げによる影響を受ける世帯は、1.59%と予想されています。 該当する可能性がある方は、市町村が運営する計算シミュレーションサイトを活用して支払い額を計算してみましょう。国民健康保険料は、市町村によって計算の方法が異なります。現在の世帯人数や給与所得、年金所得などから算出可能です。 また、中間所得者層においては負担がおさえられ、2024年度の保険料率を据え置きした場合よりも保険料が下がるといわれています。また、今後も高齢化が進むと予想されており、次年度以降も国民健康保険料の上限が引き上げられる可能性があります。今後も、厚生労働省や各省庁の動きに注目しましょう。
3万円の国民健康保険料の上限の引き上げで、高所得者層の負担増大の可能性がある
国民健康保険料は、自営業者やフリーランスの医療費と療養費を軽減しています。今後、高齢化の影響で医療費の増加が予想されるため、厚生労働省は2025年度の国民健康保険料の上限を3万円引き上げる見込みです。 中間所得者における負担はそれほど変わらないようですが、年収1170万円を超える単身世帯の方にとっては、国民健康保険料の負担が大きくなるといわれています。 国民健康保険に加入している方は、今後も政府や市町村を通じて、保険料率や保険料の上限についての情報収集を行いましょう。 出典 厚生労働省 国民健康保険の保険料(税)の賦課(課税)限度額について スライド5 総務省統計局 統計トピックス No.142 統計からみた我が国の高齢者 -「敬老の日」にちなんで- 1 高齢者の人口 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部