【全文】マンション傾き問題(2) くい70本の現状を調べて発言と照合する
横浜市の大型マンションの一部が傾いていた問題で、くい打ちを行った旭化成建材の親会社である旭化成が20日午後、都内で記者会見し、浅野敏雄社長が「居住者の皆様には大変ご迷惑をおかけし、関係先各位の信頼を損なうことになった。深く深く反省し、お詫び申し上げる」と謝罪した。 【全文】マンション傾き問題(3) この10年間で建物が傾いたのは1件だけ その後、質疑応答が行なわれ、くいが不具合になった要因や、データ転用が行なわれた理由、今後会社としてどう対応していくのか、などについて質問が出た。 以下は質疑応答の全文。
全てのくいが支持層に到達したという認識だった?
司会:それでは皆さまからご質問をお受けしたいというふうに思います。本日は非常に多くの方にお越しいただいております。できるだけ多くの方からご質問をというふうに考えておりますんで、まずはお1人さま質問を1つという形で投げさせていただきたいというふうに思います。ご質問に対しましては、私のほうから指命させていただきまして、社名ならびにお名前をお名乗りの上、ご質問いただければというふうに思います。 こちらの席からで大変恐縮なんですが、後ろのほう見えないものですから、もし後ろのほうのご着席の方でご質問されたいという方は大変申し訳ないんですが、立っていただいた上、お手を上げていただければというふうに思いますんで、よろしくご協力のほど、お願いします。それでは、質疑のほうに移らせていただきますんで、よろしくお願いします。 マイクを、マイクをお願いします。 記者1:テレビ朝日の武内絵美と申します。どうぞよろしくお願いいたします。前田社長にお伺いいたします。改ざんを行った現場代表が作業中に全ての杭が支持層に到達しているという認識だったんでしょうか。 前田:お答えさせていただきます。今まで私どもがヒアリングした中では、全て支持層に未達だったということない。こういうふうに述べております。 記者1:何をもって支持層に到達していると判断していたんでしょうか。 前田:そこのところは、まだちょっと本人からもきっちりした話は得られてないので、今後さらに調査をしていきたいというふうに思っております。 記者1:一部ではモーターの音や震動の音、そういった感覚で判断していたんではないかという話もありますが、いかがですか。 前田:そこはちょっとこれから調査させていただく内容、さらに詳しく調査をさせていただきたいと思っております。