【浦和記念回顧】C.デムーロ騎手騎乗のアウトレンジが重賞初制覇 ラスト2F12.6-12.0の瞬発力で6馬身差の圧勝
1番人気ディクテオンは4着
2着は川崎所属のライトウォーリア。3走前の川崎記念、2走前の帝王賞とGⅠ級競走で逃げる競馬をしていたことからハナを切ることも予想されたが、アウトレンジとほぼ同じポジションのインをロスなく追走した。 結果的に勝ち馬からは6馬身離されたが、最後の直線だけ外に持ち出し、しぶとく逃げ粘った3着メイショウフンジン以下には2馬身差。前走コリアCからの帰国初戦だったがきっちりと格好はつけた。 一方、単勝1.7倍の1番人気に推されたディクテオンは、前走の白山大賞典を勝利して挑んだが4着に終わった。レース序盤は前4頭から離された5番手を追走し、勝負所のペースが上がったところで早めにポジションを押し上げていったが、最後は伸びきれず。道中のペースが遅くラスト600mの末脚勝負となってしまい、展開を味方につけることができなかった。 ライタープロフィール 三木俊幸 編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。
三木俊幸