【ボート】ママさんレーサー・富樫麗加が初のA1目指してまい進
「ボート記者コラム 仕事・賭け事・独り言」 今年3月にレース部に復帰して、4月に児島担当になった。そんな流れで、9月29日まで開催されていた「G3・オールレディース瀬戸の女王決定戦」に参加していた富樫麗加(34)=東京・112期・B2=を久々に見かけた。成績などを見てびっくり。23年はレースの出場がなく、そのためB2になっていたからだ。よく調べて見ると、23年は産休を取っていたようだ。成績不振でB2になったのではなくてひと安心した。 あまり記念日などには興味はなく「確か3年くらい前?だったと思うんですけど」と同期で同支部の今泉友吾(34)=東京・112期・A1=と結婚し、昨年8月に男子を出産した。「めちゃくちゃかわいい。仕事で疲れて帰ってきても癒やされる」と顔をほころばせる。レースに参加するときは、実家のお母さんに面倒をみてもらっている。 出産前後ではレースに対する取り組みは大きく変わらないが「成績を挙げてお金を稼ぎたい」と思うようになったらしい。産休中は収入がないということがつらいと痛感したからだ。しかも育児にもお金はかかる。 今年4月の多摩川一般戦から復帰し、9月29日までの児島では、8月のまるがめで復帰後初の優出(5着)に続く2回目の優出を決めた。結果は3着と健闘。賞金を稼ぐことはもちろん、まだ経験がない「A1に上がりたい」を目標にまい進していく。(児島ボートレース担当・黒岡浩二)