阪神・矢野監督に直接謝罪?!ロッテが話題の交流戦挑発ポスターを公開、その狙いと戦略とは?
千葉ロッテが4日、ファンの間で話題となっていた交流戦の挑発ポスターと阪神編の動画を公開した。今回のコンセプトは2016年に採用して、その精巧なロボットの出来とSF映画のようなCG映像が野球ファンの枠を超えて話題となり再登場を望む声が強かった「非交流戦士マジワラン」の続編バージョン。動画は千葉ロッテをイメージしている「マジワラン」が船から変形し、セ・リーグの6球団をイメージしたロボットを次から次へと破壊していくという展開になっている。2016年は、12勝6敗で交流戦2位と好成績を収めたこともあり、今回、再登場させることになったという。
ポスターには、それぞれ挑発スローガンが洒落っけたっぷりにつけられていてロボットにも隠れた工夫が色々あって面白い。巨人は、「888888!みんな、丸のみしてやる!」と、FA移籍した丸と、原監督のハをもじってターゲットにした。丸いうさぎ型ロボットは、資金力が豊かな部分を皮肉って財布からの変形パターン。セ・リーグ首位の広島に対しては、「どん底へ、いって鯉」というダジャレバージョン。こいのぼりが鯉型のロボットに変形するが、細長くしたのは巨人から移籍した長野を意識したものだという。横浜DeNAは「黒星でもうラミっこなしよ!」とラミレス監督を挑発。ヤクルトは「負けがチカチカ!三振の山だ!」と、キーマンである青木と山田を挑発した。
担当責任者の梶原紀章・広報メディア室長の自慢の作は、今日4日から交流戦第1弾としてぶつかる阪神と、中日の2球団編。 阪神編は、矢野監督の矢と的をかけて「その読み、的外れやのぉ~。」というダジャレで矢野監督を挑発した。 「矢野監督の采配が外れて欲しい、との願いもありまして」と梶原室長。阪神のロボットは、大阪のおばちゃんをイメージしたもので、武器も大阪名物のたこ焼きをぶつけるだけという茶目っ気のあるものとなっている。 梶原室長は新聞記者時代に阪神の番記者も経験しており、当時、現役だった矢野監督と面識がある。 「矢野監督の性格がわかっているので、おそらく冗談を受け入れてくれるだろうと過激なものにしました。面識がなければできなかったかもしれません。事後承諾になりますが、当日、ポスターを持って矢野監督を挨拶に訪れさせてもらう予定にしています」 阪神の広報サイドからも「お待ちしております」との連絡があったという。