宮本勝昌が初の大会連覇の勝因となった武器 「ティショットが大事だったのでドライバー」【勝者のギア】
<ファンケルクラシック 最終日◇20日◇裾野カンツリー倶楽部(静岡県)◇6993ヤード・パー72> 妻の朋美さんとカップを掲げる宮本勝昌【写真】 1995年にプロ転向し、レギュラーツアー通算12勝、シニアツアー3年目にして通算6勝と多くの優勝経験をしている宮本勝昌が、トータル13アンダーで初の大会連覇を果たした。 「ドライバーですね、ティショットが大事なコースだったから。シニアの試合は距離7000yd前後が多いから、基本的にドライバーが調子いい時とか、真っすぐ行っている時はアドバンテージが取れて、残り100ydを打つ機会が多いので、バーディチャンスに付けやすいんですよね。そこは自分のストロングポイントとも思っていて。 基本バンカーが近いとかない限りはドライバーを握る。池がある時とかは刻むこともありますけど、両サイドにバンカーや池があるぐらいだと刻むことはない。それが随所に今週決まってくれたので、100yd前後のショットが時々付いて、バーディが量産できた。そんな流れの1本という意味でドライバーが活躍してくれた」(宮本) ドライバーのソールに貼った鉛は「ちょっとした微調整」と、BS担当者が施した調整だと明かす。また、使用アイアン『241CB』は「テストで打ったら最高だった。『これだ』と思いました」とベタ惚れ。アイアンに求める「構えた時の安心感」が段違いだったとか。加えて100yd前後からバーディ量産のウェッジに関しても「52、58度を使う。そうだね、1Wからチャンスにつけられたのはウェッジ」と頷いていた。 【宮本勝昌の優勝クラブセッティング】 1W:ブリヂストンB2 HT プロトタイプ(9.5°Tour AD VF-7X) 3W:テーラーメイド ステルスプラス(15°Tour AD CQ-7X) 5W:テーラーメイド ステルスプラス(19°Tour AD CQ-8X) 3U:HONMA TW-UT(N.S.PRO MODUS3) 4I~PW:ブリヂストン241CB(N.S.PRO MODUS3) 52,58°:ブリヂストンB-Limited BRM フルミルド(N.S.PRO MODUS3) PT:スコッティ・キャメロン ファントム X 11 プロトタイプ BALL:TOUR B XS