首手術の斉藤立が経過説明「4年間闘う土台をつくる」来秋の講道館杯での復帰目指す
柔道男子100キロ超級でパリ五輪5位の斉藤立(JESグループ)が8日、グランドスラム東京大会が行われている東京体育館で取材に応じ、10月30日に頸椎ヘルニアのために手術を受けた後の経過などを説明した。 違和感を覚えたのは3月後半で、最初は右手の指にしびれがあったという。その後、5月の飛行機移動中に背中の痛みを覚え、帰国後に治療。痛みは引いたもののしびれがひどくなり、6月にはほとんど力が入らない状態になったという。結局、精密検査は受けずにパリ五輪に出場。秋になって本格的な稽古を再開したところ、痛みが再発。MRI検査を受け、頸椎ヘルニアと脊柱管の狭さを指摘され、手術に踏み切ったという。 現在は東京都北区の国立スポーツ科学センター(JISS)に寝泊まりしてリハビリに取り組んでいる斉藤は、「ヘルニアを取って脊柱管を広げる手術をした。(リハビリで)4年間闘う土台をつくりたい。練習は半年くらいで再開し、試合は(来秋の)講道館杯を目指したい」と話した。