“職人”オヤルサバルは36本中32本成功、今夏加入のオスカルソンも失敗は1本のみ…ソシエダのPK事情
スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』は17日、レアル・ソシエダのPKに関する特集を組んだ。 「ミケル・オヤルサバルが11メートルからの生命保険であることはよく知られている」と、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』は賛辞を送る。ラ・リーガ屈指の“PK職人”として挙げられるレアル・ソシエダのカピタンは、これまでに蹴った36本のPKの内、32本を成功させてきた。相手GKのタイミングを狂わせる独特な蹴り方の一方で、近年は対策されてきたこともあり、オーソドックスなスタイルを織り交ぜるなど、PKひとつとっても駆け引きが生まれている。 そんな同選手が成功した最後のPKは、今年1月のコパ・デル・レイ(国王杯)・ラウンド16のオサスナ戦にまで遡るようだ。それ以降の9カ月間で、レアル・ソシエダに与えられたPKは2本。ひとつは国王杯・準決勝セカンドレグのマジョルカ戦で、MFブライス・メンデスが失敗したもの。もうひとつは今年3月のセビージャ戦で、こちらはFWアンドレ・シルヴァ(現:ライプツィヒ)が成功させたものになる。そして、両方のPKを獲得したとき、オヤルサバルはピッチにいなかった。 では今後、オヤルサバルが不在時のPKは誰が蹴るべきなのか。『ムンド・デポルティーボ』が推すのは、今夏に加入したアイスランド代表FWオーリ・オスカルソンだ。第8節バレンシア戦でドブレーテを達成した弱冠20歳の“点取り屋”は、これまでに12本中11本を成功させていると指摘。ただし、その記録はアイスランド代表と以前所属したクラブのU-19カテゴリーで決めたもので、トップレベルでの経験は未知数だと併せて伝えている。 始まったばかりの2024-25シーズン。まず最初にPKを蹴るのは、オヤルサバルか、オスカルソンか、それともMF久保建英やMFマルティン・スビメンディなのだろうか。
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