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30代・40代の生理のお悩みや疑問に、人気産婦人科専門医がお答え！ 今回は避妊のためのピルについて、体に合う・合わないはあるのかについて聞きました。 【フォトギャラリー】生理・妊娠のお悩みまとめ

アフターピルや低用量ピル……ピルに合う・合わないってあるの？

30代・40代女性の、アフターピルや低用量ピル…ピルの合う・合わないに関する「リアルな生理・妊娠悩み＆疑問」！ ・「会社の同期がアフターピルを飲んで『副作用なんて全然ないから大丈夫だよ。生理が来るかどうか不安な日々を過ごすより、飲んだほうが絶対にいい』とすすめてくれて飲みました。結果、吐き気や頭痛がひどくて、半泣き状態。飲む人によってこんなにも差が？と衝撃を受けています……。低用量ピルも検討していたけど、ホルモン系の薬は自分には合わなそう、とやめることにしました」 ・「副作用の少ないといわれる低用量ピルを飲んでみたのですが、体重が増加。PMSもまったくよくならないし、経血量がどんどん減っていくという実感もないまま3カ月が過ぎ……。相性の悪さを感じて飲むのをやめたところ、元の体重に戻って安堵しました。あれから数年、ますますPMSがひどくなり、婦人科では別の低用量ピルを試してみては？とすすめられるのですが、飲む勇気を持てずにいます」

医師がお答え！

【監修】 産婦人科専門医　関東中央病院産婦人科 医長 稲葉可奈子先生 京都大学医学部卒業、東京大学大学院にて医学博士号を取得。現在は関東中央病院産婦人科で医長をつとめる。「みんパピ！みんなで知ろうHPVプロジェクト」代表理事。産婦人科診療の傍ら、子宮頸がん予防や性教育など、生きていく上で必要な知識や、正確な医療情報とリテラシー、育児情報などを、SNSやメディア、企業研修などを通して発信。プライベートでは、四児の母。

女性ホルモンの含有量が薬によって違うため、合う・合わないがある

「アフターピルや低容量ピルなどの避妊用ピルには、人によって合う・合わないがあります。中身はエストロゲンやプロゲステロンの女性ホルモン。含まれる量がピルの種類によって異なるので、合う、合わないの個人差があるのです。 アフターピルの副作用の有無は個人差がありますが、そのとき飲むだけの薬。若干気持ち悪くても一時的なことなので、そのとき我慢できればそれでよしと考えましょう。 低用量ピルも、気持ち悪さや不正出血など『合わない』と感じるような不具合を感じる場合もあります。ですが、最初に飲んだ薬が合わないからといって、『じゃあ、飲むのをやめよう』と結論を出すのではなく、まずは婦人科で相談を。低用量ピルにはいくつか種類があり、別のものを試すうちに自分に合った薬が見つかる可能性があります」 低用量ピルの場合は、自分に合う種類を探すことが大切といえそう。 取材・文／櫻木えみ 画像：Image Point Fr／shutterstock