【東京都知事選挙2024】私たちはいかに投票先を選ぶべきか(3つのススメ)
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年6月21日に公開された動画のテーマは「七夕決戦 東京都知事選注目ポイントは?」 東京都知事選が6月20日に告示。七夕決戦に向け、選挙戦の構図はどうなっているでしょう。東京都知事選を経験した、元宮崎県知事の東国原英夫さんに、主要候補者の横顔と、選挙戦の展望を語っていただきます。 政策に差別化が見られない場合の投票基準とは? 【このトピックのポイント】 ・蓮舫氏の立候補は都民の選択肢を増やしたが…… ・現職・小池都知事の「したたか」さ ・石丸氏と東国原氏の共通点「東京一極集中の是正」の本音は? ・都民の有権者はここを見て!3つの投票ポイント
主要候補者のかたがたは以下の通りです。 小池 百合子氏(東京都知事) 蓮舫氏(元参議院議員) 石丸 伸二氏(元安芸高田市長) 清水 国明氏(タレント) 田母神 俊雄氏(元航空幕僚長)
都知事選での、東国原氏の注目ポイントは。
東国原英夫氏「僕はね、蓮舫さんが出て、非常によかったと思います。好き嫌いは別として、小池さんだけだと一強になってしまう。東京都民の選択肢を増やすという意味で……ちょっと今回増やしすぎですけど(笑)」 その上で東国原氏は、蓮舫氏に対し2点指摘します。 ひとつは、切実さにやや欠けているのではないかという点。 東国原氏「蓮舫さんには、都知事選がダメでも衆院選がある、来年の参院選がある、という態度がちょっと見え隠れしてしまう。2016年の小池さんは、やはり背水の陣でしたよ。自民党に喧嘩を売って飛び出して、もうここで落選したらあとはないというところでやってましたからね。そのへんの覚悟度を、都民のみなさんはある一面で見ますね」 もうひとつは、首都の顔としてのキャラクター作りです。 東国原氏は、蓮舫氏が都知事出馬会見をした際、「反自民・非小池」と批判したことを、「参議院議員、国会議員である蓮舫のままのキャラクター。これは危険。首都のトップには、包容力や温かさが必要」と指摘します。 東国原氏のYouTubeチャンネルなどで「キャラクターを変えたほうがいい」と訴えたのが届いたのか、その後蓮舫氏には笑顔が見られるようになりました。 MC鈴木邦和「たしかに、この間の公約発表の会見でも、少し柔らかさが出たような気がしますね」 東国原氏は、過酷なロケを売りにしたバラエティ番組でともに仕事をした蓮舫氏とのエピソードを語ります。 東国原氏が2007年に県知事に就任した翌々日に、国会議員として初めて知事を訪れたのが、数年前に当選し、民主党の参議院議員になっていた蓮舫議員だったのだそうです。宮崎まで、なんとアポなしで……?! 東国原氏「アポなしで来やがって(笑)事務方が大変だったんですよ。『蓮舫さんが来られましたがどうしますか?約束はありませんが』って。そうこうしているうちに、知事室のドアがばっと開いて『よっ』って」 蓮舫氏を「面白いかたですよ」と目を細めて語る東国原氏は、「ようやく今回満を持して出馬した」とコメントします。 東国原氏「蓮舫さんは、衆院3補選、静岡県知事選、目黒区の都議補選などの流れをみて一矢報いることができると判断。国政の流れを左右する大事な決戦に資する状況になるという読みがあったのではないでしょうか」