先端テクノロジーで東京の“未来の暮らし”を体感できる『Alternative Living展』有楽町・SusHi Tech Square で
アーティストたちのもつクリエイティブな創造性と科学テクノロジーを駆使することで、「もうひとつの豊かな暮らし」を提案する体験型の展覧会が、2025年1月18日(土)から3月23日(日)まで、東京の有楽町駅から至近のスペース「SusHi Tech Square」で開催される。 「SusHi Tech」は、「Sustainable High City Tech」の略。世界的に大きな課題となっている「サスティナブル(持続可能)な社会」に向けた取り組みのひとつとして、東京都が掲げている「持続可能な都市を高い技術力で実現する」という理念を意味する。この理念のもと、都市の課題の解決に向けた挑戦や東京の多彩な魅力を国内外に発信する取り組みを行う東京都は、2023年8月、都心の有楽町に「SusHi Tech Square」を開設。1階の広々としたスペースでは、デジタル技術を切り口として、東京の「未来」や「スポーツ」「生きもの」といった様々なテーマの展示を体感できる展覧会や、そのテーマに応じたワークショップなどの多彩なイベントを開催している。ちなみに「SusHi」は「スシ」と読む。職人の技術によって旬の素材をひとつの食文化へと昇華させた「鮨(すし)」もふまえているそうだ。 今回開催される『Alternative Living(オルタナティブ リビング)展』は、これまで東京の未来を支えていくテクノロジーを様々なかたちで紹介してきた同会場が、東京の「未来の暮らし」を体感できるように企画した展覧会だ。多様な感性をもつアーティストやキュレーターたちが提示するインタラクティブ(対話型)なメディアアートや体験型のポップな展示は、ときに心地よい違和感ももたらしてくれる。来場者それぞれが、「もっとこういうふうになったらいいな」と空想したり、いつもの生活から少し視点をずらして新しい気分を味わってみたり――そんな「もうひとつの豊かな暮らし」のヒントが見つかる体験ができるのが同展の楽しみなところだ。このスペースはまた、未来を自らのこととして考えるきっかけづくりも目的としている。来場者それぞれに、未来に向けての主体的な想像や思考を促す展覧会となっている点にも注目したい。 出展アーティスト:evala/落合陽一/河野未彩/KURANOIE/小林椋/Houxo Que(ホウコォ キュウ)/山田紗子/ユカイ工学株式会社 <開催概要> 『Alternative Living展』 会期:2025年1月18日(土)~3月23日(日) 会場:SusHi Tech Square 1F Space