「JO1」が考える環境問題とグループの未来...「海外も舞台にする僕たちだから環境意識を持ち続けたい」
──アイドル自身がCDの売り方について言及するのは、勇気がいることでは? 川西 そんなことはないですよ。何よりも、この地球で暮らしている全員が幸せになることが一番大事だって僕は思うので。応援してくださる方も、僕たちアーティストもみんなが幸せになる方法はないか、「NEWSmile」はそのチャレンジの1つだったのかなと思います。 川尻 心に来たなあ......。 河野 まさにそれです、僕が言いたかったこと。全員に幸せになってほしい、僕たち含めて。 川尻 (川西のコメントを)全部取ったね(笑)。 川西 全部取られた(笑)。
──JO1は日本各地の自然や文化、人を国内外に発信するプロジェクト「HOT JAPAN with JO1」を続けています。ミュージックビデオなどを見ると美しい自然や文化を守りたいという思いも生まれるでしょうが、印象に残っている場所はありますか? 河野 僕は沖縄。奨くんと一緒に離島にも行ったんですが、地元の皆さんは「昔はもっと(海は)きれいだった」とおっしゃるんです。僕たちからしたら今でもすごくきれいだなと思うんですけど、住んでいる方は日に日に海が汚くなっていくのを目の当たりにしている。観光客としてできることは、日焼け止めはサンゴ礁など海の生き物に害がないものを使うなど、楽しみながらも環境に配慮することが大事ですよね。 豆原 沖縄では再建途中の首里城を背景に、今しかできない撮影をさせてもらいました。新しく出来上がったときに、またたくさんの人に見に来てほしいと思いましたね。 白岩 僕も修学旅行で沖縄に行ってから首里城が大好きになって、(城がデザインされた)ICカードも持っていました。とにかく海がきれいで、「なんで東京の海は沖縄みたいにきれいじゃないんだろう?」と思って調べたりもして。沖縄の海がきれいなのはサンゴ礁の浄化作用や、プランクトンが少ないから水が濁らないといった理由があるらしいです。 豆原 そうなんだ!? 鶴房 ちゃんと調べてますね。 佐藤 僕は青森かなぁ。ねぶたをバックにパフォーマンスができて、すごく感動しました。ご飯もおいしくて、どこに行ってもりんごジュースがあった。 金城 僕も青森の映像はすごく好きで。ねぶたの光は従来、ディーゼル発電機を使って、たくさんCO2を出してしまっていた。それを22年から太陽光由来の電気に替えたらしいです。伝統文化も地球環境をより良くする方向に変わっていっているのも、すごくいいなと思いました。 與那城 僕は姫路が印象深かったですね。NHKの特番『JJJJO1』でも、僕と(川西)拓実と(鶴房)汐恩でロケをさせていただいて。 川西 天守閣を支えているものすごく太い柱は、なんと400年も前の木なんですよ。それが今もなお、きれいな形で残っているのは手入れや修復してくださる人の力があってこそ。 與那城 昔ながらの瓦の作り方を守り続けている職人さんもいらっしゃったり。これこそ本当のSDGs(持続可能な開発目標)ですよね。 木全 北海道での撮影のとき、雲海テラスで食べたソフトクリームは絶品でした。この景色を守っていきたいと思いましたし、とにかくアイスがおいしかった(笑)。