こんなはずでは…。欧州、新天地で苦戦している大物選手10人。本領を発揮できていないスターたち
FW:フェデリコ・キエーザ(リバプール)
生年月日:1997年10月25日 移籍金:1200万ユーロ(約19.2億円) 24/25リーグ戦成績:1試合0得点0アシスト 今夏にアルネ・スロット新体制となったリバプールが、開幕から好調を維持している。プレミアリーグ第10節ではマンチェスター・シティ、アーセナル、アストン・ヴィラの昨季のトップ4が軒並み敗れた中で、リバプールはブライトン相手に逆転勝利。首位に躍り出た。 順調な出だしとなったスロット新体制ではあるが、今夏の移籍市場での動きはかなり消極的だった。レアル・ソシエダからマルティン・スビメンディの獲得が失敗に終わり、結果的にフェデリコ・キエーザと来夏に加入するギオルギ・ママルダシュヴィリの2人の獲得にとどまっている。 後者に関しては来夏の合流であることから実質的な補強はキエーザしかいない。そんな彼も即戦力としての働きを果たすことができておらず、11月6日時点では公式戦3試合の出場に留まっている。 9月28日に行われたプレミアリーグ第6節ウォルバーハンプトン戦を最後にメンバー入りも果たしておらず、その理由について指揮官は「プレシーズンに参加していなかったことによるコンディション不良」だと明かした。 10月23日に行われたライプツィヒとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の前の記者会見でもスロット監督は「彼はプレシーズンを欠場し、セリエAよりもインテンシティの高いリーグに来た。イタリアの2チームと対戦したばかりだからこそ、今だから言えることだが、彼がインテンシティレベルの高いリーグへステップアップするのは難しい」と、改めて適応することの困難について説明した。 指揮官は噂される冬の移籍市場でのローン放出の可能性を否定しており、戦力の一人としてカウントしていることを強調した。最後に試合に出場してから1ヶ月以上経過しているが、キエーザが再びピッチに立つのはいつになるのだろうか。