こんなはずでは…。欧州、新天地で苦戦している大物選手10人。本領を発揮できていないスターたち
MF:ニコロ・ザニオーロ(アタランタ)
生年月日:1999年7月2日 移籍金:640万ユーロ(約10.2億円)※期限付き移籍 24/25リーグ戦成績:6試合0得点0アシスト 2018年夏に加入したローマでセンセーショナルなデビューを飾ったニコロ・ザニオーロだが、近年は度重なる負傷の影響で殻を破ることができずにいる。 そんな元神童は、昨季のガラタサライからアストン・ヴィラへの期限付き移籍を経て、今夏にアタランタへと加入。ローン移籍という形ではあるが、1年半ぶりにセリエAへと復帰し、トルコとイングランドで成長した姿をカルチョのファンに再びアピールする機会が訪れた。 背番号も10が与えられるなど大きな期待を背負っていたが、開幕直後だけで3度も負傷離脱。以前から抱えている怪我への耐性の低さが露呈し、現時点では公式戦で一度も先発出場することができていない。 アストン・ヴィラでプレーした昨季も相手選手とのコンタクトから何度か怪我をするなど、ザニオーロはフィジカル面で大きな課題を抱えている。それは本人も自覚しており、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督がイタリアメディア『Corriere dello Sport』に明かしたことによると、今夏のアタランタへの移籍は逆オファーだったそうだ。 トレーニングから激しいことで知られるアタランタで自らの成長を追い求めるザニオーロは、先述した通り、開幕ダッシュに立て続けの怪我で大失敗したものの、直近の2ヶ月は負傷することなく試合のメンバーに名を連ねている。 同じポジションにアデモラ・ルックマンやシャルル・デ・ケテラーレ、マテオ・レテギら強力なメンバーが名を連ねるが、彼らとのポジション争いに勝つことができれば、完全復活を印象づけることができるだろう。
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