韓国の人気ユーチューバー「クラブで“液体麻薬”を盛られ、記憶なくなった」被害告白
【08月22日 KOREA WAVE】韓国の人気ユーチューバー、キム・ムビ(本名:キム・ヨンファ)が「液体麻薬」による被害を告白した。液体麻薬の被害とは、飲み物にGHB(ガンマヒドロキシ酪酸)などの麻薬を混入する犯罪を指す。 YouTube動画で、キム氏は2018年7月にソウルの弘大(ホンデ)エリアにあるクラブで麻薬を混入されたと明かした。キム氏によれば麻薬入りのテキーラを2杯飲まされ、クラブを出たのは朝だったという。 キム氏はソウル地下鉄6号線の合井駅(ハプチョンヨク)で降りた後、バス停で座っていたが、途中の記憶がほとんどなく、しばらくぼんやりしていたと述べた。その後、6号線の終点である奉化山駅(ボンファサンヨク)にいることに気づいたが、クラブを出てから地下鉄で移動する間の記憶が全く失われていたという。 被害に気付いたのは「親しい友人と話している際に、自分の体験が液体麻薬被害者の話と似ていると指摘された」からだという。キム氏は「液体麻薬は体に痕跡が残らず、証明が困難だ。被害直後に検査を受けなければ証拠は尿として排出されてしまう」と注意を呼びかけた。 実際に男性が女性に麻薬を摂取させたケースが裁判で確認されており、2019年2月には男性が恋人のコーヒーにフィルフェン(覚醒剤)を混入し、懲役1年6月の判決を受けた例がある。また、2021年にはモーテルで女性のコーヒーにフィルフェンを混入した男性が懲役2年の判決を受けた例もある。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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