井上尚弥に次ぐ日本人スーパーバンタム級・下町俊貴はダウン奪われるも判定防衛「やっちゃったなー」
「ボクシング・日本スーパーバンタム級タイトルマッチ」(3日、有明アリーナ) 第1試合で第47代王者・下町俊貴(27)=グリーンツダ=に3位の津川龍也(24)=ミツキ=が挑戦した日本スーパーバンタム級タイトルマッチが行われ、下町が判定3-0で3度目の防衛に成功した。 4団体統一世界王者の井上尚弥と同じ階級でIBF8位、WBA・WBC9位と、日本人では尚弥に次ぐランクにいる下町と、6連続KO勝ち中の津川の一戦。下町は津川の強打を巧みなディフェンスで単発に封じ、右ジャブからの左ストレート、コンビネーションでリードし、5ラウンド終了時の公開採点はジャッジ3者とも49-46で下町を支持した。 8ラウンド、下町得意の左ストレートに合わせて津川が左フックから右ストレートをクリーンヒットし、下町がダウンを喫する。「やっちゃったなー」と思ったという下町だが、「井上尚弥選手じゃないけど、相手は強いので、ダウンを取られることも想定してやっていたので、落ち着いていこうと自分に言い聞かせた」と、大崩れせず立て直しに成功。採点は96-93が2者、97-92が1者で、下町が判定勝ちした。 下町は「悔しいです。勝てたんですけどダウンを取られて、内容的にも、1発目こういう舞台でやらせてもらって、なかなかいいパフォーマンスができなくて」と苦笑い。「距離がうまくて、自分の普段スパーリングで当てている距離で当てられなくて戸惑いました」と津川をたたえた。 今後については「いい勝ち方をして世界にたどり着けたらと言おうとしてたけど、今日の内容じゃ怒られる。1個1個レベルアップして、修正できるところは修正して頑張って行きたい」と語っていた。