【独自解説】「いつまで昭和の政治を引きずりますか?」支持率の急落がとまらない岸田政権に、泉房穂前明石市長が物申す!「岸田さんは思い切って人間変わったつもりで政治をやったらどうですか」
支持率は“危険水域”24%の自民党・岸田政権。実施した「聞き取り調査」は匿名で、波紋を呼んでいます。調査で明らかとなった議員の本音は?議員個人と派閥の“難しい循環関係”とは?兵庫・明石市の前市長・泉房穂氏と、政治評論家・有馬晴海氏の解説です。 【こちらも波紋】質問“たった2問”、“不明”だらけの収支報告書…“裏金”巡るアンケート【写真を見る】
内閣支持率は危険水域…でも、「ここが“底値”であることは間違いない」
最新の世論調査で、「安倍派幹部らに厳しい処分をすべきだと思う」81%、「自民党派閥の幹部らの説明は十分だと思わない」93%、「事情聴取やアンケートが問題解明につながるとは思わない」77%、岸田内閣の支持率は「支持する」24%、「支持しない」61%という結果が出ました。
Q.こういった結果を受けても、岸田首相を始め自民党に危機感があるようには感じないのですが…。 (政治評論家・有馬晴海氏) 「ただ“政治にうんざり”だと数字に表れているだけで、野党に支持が回っているわけではないからです。支持率24%は危険水域を割ったと言われますけど、私は自民党の“底値”がこのぐらいあるのではないかと思っています。『何があっても自民党しかない』という人がこのぐらいいて、これ以下になることはあまりないと思います。しかし、“底値”であることは間違いないです」 Q.岩盤支持層がこのぐらいいるということですか? (有馬氏) 「そうです。岸田首相が直接悪いことに関与しているわけではないと思うのですが、例えば“統一教会”や“パー券”問題など、『説明責任を果たしなさいと言っています』と言うだけで、実際には果たせていないわけです。責任説明を果たさせてこそのリーダーシップなので、それがないというのが一番のうんざりポイントではないかと思います」
二階元幹事長の資金管理団体は、「3年間で約3500万円の書籍代(2万7700冊分)を政治資金収支報告書に計上」と訂正しました。その内容は、「ナンバー2の美学 二階俊博の本心」5000冊1045万円、「地元メディアが見た二階俊博 力の源泉」3000冊275万円などです。 Q.自分の本を配るということは、昔からあるのですか? (有馬氏) 「“出版記念パーティー”を開いて、それを政治資金にするというやり方があります。ただ、政治家の本は基本的に売れません。また、パーティーに来た方に配るにしても、3年間でどれだけパーティーを開くんですか?ということになりますので、普段から誰彼構わず配られているということだと思います。私も何回か頂いたことはあります」 Q.出版社側からしたら、買ってくれるからありがたいですよね? (有馬氏) 「二階氏が書いたわけではなくて、どこかのライターが書いた物を二階氏が買い取ったという形だと思います。2~3年間で何冊・何十冊も個人では書けないと思いますので、二階氏が買い取りを引き受けたということだと思います」