“これまでと違う”インドネシア戦のポイントは?…森保監督、豪州戦のような展開を予想「守備を固めてきて…」
日本代表を率いる森保一監督が、11月シリーズの初戦で激突するインドネシア代表について言及した。 日本代表、11月活動の招集メンバー発表! 約1年ぶりに復帰したのは? 9月に幕開けした2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(3次予選)で好スタートを切った日本代表。10月にはオーストラリア代表をホームに迎えて1-1で引き分けたものの、3勝1分け無敗15得点1失点という圧倒的な成績で首位に位置しており、続く11月の活動では15日にインドネシア代表、19日に中国とのアウェイでの連戦に臨む。 その11月シリーズの初戦で激突するインドネシアは、3分け1敗で5位に位置しているものの、サウジアラビア、オーストラリア、バーレーン相手にドロー。近年、帰化選手を中心に強化しており、今回の対戦に向けて発表されたインドネシア代表メンバーには、27人中15人の帰化選手が招集されている。 7日の日本代表メンバー発表会見に出席した森保監督は、そんな同国代表の印象について開口。「間違いなく素晴らしい強化をしていて、これまでのインドネシアではない力をつけていると思います」と警戒心を示した。「もともと熱狂的でサッカー文化のある国」という印象を明かした後、「帰化しているほとんどの選手はヨーロッパで活躍している選手で、非常に力のある選手たちがインドネシア代表としてプレーしているので、これまでのインドネシアと全く違う、さらに強いチームになっていると思います」と改めて強力な相手になると語った。 また、サッカーのスタイルについて問われると、「堅守速攻もできれば、前から激しいプレスをかけて、相手のやりたいことを潰してゴールに向かっていくこともできるチーム」と分析。ただ、森保監督は「(スタイルを)『これだ!』と決めつけるのは良くないと思います」と主張する。「インドネシアは毎回の活動で帰化選手がどんどん増えている状況。その選手の特徴を活かしたり、チームとしてはプラスしながら、チームづくりをしている」という点から、過度に先入観を持つことを危険性を説いた。 ただ、上記のスタイルを想定するのであれば、10月にホームで1-1の引き分けに終わったオーストラリア代表戦のような構図になると予想する。 「守備を固めてきて、そこから攻撃を仕掛けてくると言う部分では、これまでの戦い方を見ると(10月のオーストラリアと)同じような戦いがインドネシア戦でも考えられるかなと思っています」 オーストラリア戦では試合を支配していながらも、なかなか先制点を奪えずに失点。その反省もあり、森保監督は「まずワンチャンスを狙ってくる相手に無失点で抑えながら、守備を固めてくる相手にオーストラリア戦よりもチャンスの数を増やして、ゴールに繋げていく回数を増やすこと」をポイントに挙げた。 そして、当日には多くのインドネシアサポーターが駆けつけることが予想されている。同国には「熱狂的なサポーターがいる」と森保一監督。「ものすごい後押しを受けながら戦いを仕掛けてくると思うので、よりアグレッシブに戦ってくることも想定、想像しながら試合に挑まないといけない。我々が落ち着いてアグレッシブに試合ができるようにメンタル面も準備していかなくてはいけないなと思います」と精神面での準備も怠らない姿勢を見せた。