武豊不在の有馬記念は9年ぶり 過去には12年連続掲示板の記録も
[GⅠ有馬記念=2024年12月22日(日曜)3歳上、中山競馬場・芝内2500メートル] 【写真】武豊の有馬記念…過去の4勝 ドウデュースの出走取消により、今年はレジェンド武豊不在のグランプリとなる。 武豊の有馬記念初騎乗はデビュー2年目の1988年。同年の菊花賞で自身初のGⅠ制覇を成し遂げたスーパークリークがパートナーだった。しかし、3位に入線したものの審議の末に斜行で失格。ほろ苦いグランプリデビューとなった。 しかし、デビュー4年目の90年には、オグリキャップのラストランで劇的な復活Vを演出。人馬が不動の伝説を築き、競馬ブームのピークをつくり上げた。 94年の有馬記念は騎乗馬がなかったものの、95年から2009年までは15年連続でグランプリに参戦。特に、95年(ナリタブライアン4着)から06年(ディープインパクト優勝)までは、12年続けて5着以内という驚異的な安定感を発揮した。07年のメイショウサムソン(1番人気8着)で記録が途切れると、ローズキングダムの出走取消(10年)などもあり、勝利から遠ざかったものの、17年のキタサンブラックで高らかに復活。昨年のドウデュースで4度目の有馬記念制覇を果たしていた。レジェンド不在のグランプリは15年以来、9年ぶり。 なお、武豊の同一GⅠ連続騎乗は天皇賞・秋(89~20年)の33年連続という大記録がある。また、28年連続騎乗で継続中のフェブラリーS(97~24年)は、GⅠ昇格後、すべてのレースに参戦中だ。
東スポ競馬編集部