【ヤクルト】「藤川球児さん大好き」育成1位台湾高校生・高橋翔聖「2桁勝利」188センチ81キロ
ヤクルトの23年ドラフト会議で育成1位の台湾・鶯歌工商(いんぐこうしょう)の最速151キロ右腕・高橋翔聖投手(18)が10日、都内の球団事務所で入団会見に臨んだ。登録名は「翔聖」。台湾語と日本語の二刀流。質疑応答は「普段はあまり使わない」日本語で全て済ませた。台湾の現役高校生が日本の球団からドラフト指名されるのは史上初。「早く支配下を勝ち取って2桁勝利できる投手になりたい」と意気込んだ。 台湾国籍の父、大阪出身の母加奈子さんの間に生まれ、好きな投手は「藤川球児さんです。ファンに絶対的な安心感を与えるような選手ってすごい。ずっと好きです」。188センチ、81キロでスリークオーター気味からスライダー、チェンジアップ、ツーシームも操る。「どんな球種も思った通りになれることが自分の長所だと思います。そこを生かして頑張りたい」と1日も早くプロの生活に慣れる。 ◆高橋翔聖(たかはし・しょうせい)2005年(平17)12月17日、台湾生まれ。幼稚園の2年間は日本で過ごし、以降は台北で育った。台湾名は徐翔聖(シュウ・シャンセン)。小学5年時の13年WBCの日本対台湾を見て野球を始める。台湾の“甲子園”と言われる23年全国木製バット高校野球選手権で最優秀投手賞、ベストナイン投手部門を受賞。同大会で最速151キロを計測。188センチ、81キロ。右投げ右打ち。