【オリックス】「本当に挑戦になる」古田島成龍が来季先発転向へ 新人の今季はチーム最多24ホールド
オリックス・古田島成龍投手(25)が先発に転向することが13日、分かった。新人だった今季はチーム最多の24ホールドを記録し、リリーフの柱として活躍した右腕。岸田監督ら首脳陣からの打診を意気に感じ、新たなポジションでさらなる飛躍を遂げる。 社会人・日本通運時代は先発。古田島にとっては「原点回帰」にもなる。この日は大阪・舞洲で残留練習に参加。「そんなに甘くはないし、本当に挑戦になる。中途半端な気持ちではいけない。積極的にやって学んで、一つ一つスキルアップしていければ」と覚悟をにじませた。 ルーキーイヤーの躍進は目覚ましかった。デビューから22試合連続無失点はプロ野球タイ記録。新人では史上2人目の「50試合以上登板&防御率0点台」も達成(50試合、防御率0・79)した。チームでは山岡と入れ替わりで配置転換となる。直球やカットボール、ツーシームに加え、先発用に持っていた遅い球速帯のチェンジアップを復刻する構えだ。 宮城、曽谷、エスピノーザ、田嶋、山下、東、椋木ら実力者は多数。「やるからには必死に勝ち取りにいきたい」と気合十分だ。背番号も97から尊敬する比嘉の35を継承。代名詞のド派手なガッツポーズも、バリエーションが増えそうだ。(長田 亨)
報知新聞社